キャッチコピーは「何者でもない自分から誇れる自分へ」「超実践型プログラミングスクール」、「専門実践教育訓練給付金制度」の対象だ。
身に付くスキルは「Ruby」「Rails」「データベース」「HTML CSS」「JavaScript」「開発工程」「サーバー」「ネットワーク」「クラウド」「Linux」「プロダクト開発」「Git Git-flow」「Docker」。
現役ベテランエンジニアからのRUNTEQ(ランテック)評価は以下のとおりである。
「RUNTEQを選択する意図不明」
エンジニア志望でRUNTEQを選択する意図がわからない。
「サポートが充実していない配信型スクールに価値はない」
配信型(動画)プログラミングスクールの場合、プログラミングの学習で必ずつまずく(初心者の場合は100%近い確率)。「教室で質疑応答」または「Zoomなどのリアルタイム双方向で質問可能な充実した環境」がないプログラミングスクールは価値がない。
配信型スクールで充実したサポートがないプログラミングスクールは、乱暴な表現だが「売りっぱなしでオシマイのビジネス」で「雑なプログラミングスクール」と考えてよい。
配信内容がいかに優れていようが、充実したサポートなしで現場で通用するエンジニアは育たない。
「言語にJavaがないのは致命的」
大多数のエンジニアが従事する業務システム、特に大規模業務システムでJavaは必須言語であり、日本の大規模システム開発(業務システム)でRubyを採用しているシステムはゼロだ。
1万人月を超える大規模システムではJava以外の選択はないと考えてよい。
情報配信型WEBサービスの「Cookpad」や「食べログ」はRubyを採用しているが、障害が発生しても大きな損害に直結しにくい。
業務システムでの障害は、事故扱いとなり損害が発生するケースが多い。
業務システムと情報配信型WEBサービスでは求められる品質も規模も全く異なり、この違いが品質管理が容易なJavaか、品質管理が困難だが安価に開発できるRubyなどの言語を選択するかに判断が分かれる。
「リクナビ」や「スーモ」は、情報配信型WEBサービスのように見えるが全く異なる。
業態が元々存在するので「十分な予算」がありJavaが採用されている。業務システムと同様で障害は事故扱いで損害が発生する。
最低でも数十年使用する業務システムと、短命な情報配信型WEBサービスでは、開発規模(予算、工数)も体制(人数、要求スキル)が全く異なる。
プログラミングスクールで学ぶなら、長くシステム開発業界で仕事を続けるられるスキルセットを学ぶべきである。
配信型プログラミングスクールだが9ヶ月の制限有り
配信型(動画)プログラミングスクールで配信期間制限があるのは理解しがたい。
サポートの打ち切りはあって良いと思うが、配信の受講に期間制限を設ける意図があるとすれば、サーバー負荷を減らしたいだけであり、教育機関として理解しがたい。
企業情報では資本金が「未記載」であり、入居中のビル「〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町36-6 ワールド宇田川ビル5階B室」は1975年竣工の築50年のビルで評価は低い。
配信型(動画)のプログラミングスクールで学ぶより、洗練された書籍で学んだほうが短期間で技術習得が可能だ。配信型(動画)で学ぶ現役エンジニアはゼロと言ってよい。
未経験者も同様で多くのシステム開発事業者(SIer、メーカーなど)は書籍とOJTが中心になる。
表現は乱暴だが「配信型でチンタラ学んでいるような技術者は現場ではやっていけない」というのが率直な意見だと思う。・・・続き「現役エンジニアや新卒はどのように学んでいるか?」
小規模開発ではPython、Rubyを採用するケースもあるが、Python、Ruby、PHPなどの変数宣言を必要としない言語(動的型付け言語)は品質を担保することが困難で、システム開発に向かない言語とされている。
Pythonは生成AIの開発に必要なライブラリが充実しており、生成AI関連では採用されることが多い。
小規模かつアジャイル開発のようなスピード重視の開発に採用されるケースはあるが、決められた「品質」「予算」「納期」を実現する言語としては適切ではない。
Python、Ruby、PHPはいずれもインタプリタ言語であり、処理性能が重要な大規模システムではボトルネックになる。それぞれ非公式なコンパイラもあるが、信頼性が低く採用できない。
Cocol、C++、Javaなどの変数宣言が必要な言語(静的型付け言語)は品質管理が容易であり、コンパイル言語なので実行速度も速い(厳密にはJavaは中間言語)。
システム開発で重要なことは「品質」「予算」「納期」だ。変数宣言が不要であったり、スコープが曖昧な言語は、動かすことは簡単だが品質管理は難しい。
変数宣言が必要で言語仕様が明確なコンパイル言語は、正しく記述しなければコンパイルエラーで動かない。
動かすことが面倒な言語だが、システム開発で重要なことは「品質」「予算」「納期」であり、これらの条件に沿った言語だ。
プログラミングスクールでJavaが学習対象にない理由は明確で「教えるのが難しい」からだ。Javaはオブジェクト指向で変数宣言が必須でありコンパイル言語だ。
書いたプログラムをレンタルサーバーにアップロードすれば動かせるPython、Ruby、PHPとは違い、JVMを起動させる必要があるし、WEBシステムならJVMと連動させる必要もある。
プログラムを書いてもコンパイルしなければ動かない。コンパイルでエラーがあればコンパイルすらできない。
Python、Ruby、PHPはインタプリタなので書けばなんとなく動くが、Cocol、C++、Javaは違う。
つまり、Cocol、C++、Javaを避けて、Python、Ruby、PHPを教えたがるプログラミングスクールは、現実のシステム開発を知りつつ、大多数のエンジニアが従事する業務システム、特に大規模システム(業務システム)ではまったく意味がないことを教えているボッタクリスクールと言える。
配信型で学ぶより、洗練された書籍で学んだほうが短期間で技術習得が可能だ。配信型で学ぶ現役エンジニアはゼロと言ってよい。